プレフィルタとは粗いゴミなどを予め取り除く為の簡易フィルタの事。
最近では泥水でも濾過できる携帯浄水器や、人力での逆浸透膜タイプの浄水器が売られているが、いきなり浄化する水(原水)を浄水器へ注ぎ込むと、一発で目が詰まって濾過能力の寿命を著しく落としてしまいがち。
プレフィルタはコーヒーフィルタといった不織布(ふしょくふ)で作られた物が良く、それを一旦してから浄水器で浄化を行おう。ティッシュや一般的な紙を使用すると繊維クズが出て、新たなゴミを追加してしまう事になるので注意。
携帯浄水器で結構有名なスーパーデリオスのフィルタは、多孔質中空糸膜(孔径0.1ミクロン、orマイクロメートル)に繊維状活性炭。そして総濾過量約200リットル。ちなみに1/1,000 ミリメートルが1ミクロンで、コーヒーフィルタは50ミクロン(0.05ミリメートル)前後の穴が開いている。
200リットルと言えばだいたいドラム缶1本、一般的な湯船を満水するほどだが、試験水は「岐阜市水道水を使用」とある。泥水を200リットル浄化はとても不可能なので、原水の水質を考慮してプレフィルタを通して浄化を行おう。
コーヒーフィルタでのプレ浄化も中々時間が掛かるので、蛇口付きのポリタンクに原水を入れ自重で水が出るようにしたり 原水 > プレ浄化済みポリタンク と貯め込んでおくと浄化水の用意がしやすくなる。
ポリタンクには調理器具として用いられる大型の漏斗(ろうと、じょうご。本来は詰め替え時によく用いられる)をセットしておくといい。楽天で調べてみたところ、直径24cmの漏斗が2,500円ほどで販売されていた。
但し、0.1ミクロンのフィルタを通せば大丈夫なのか、といえばそうでも無く、ウイルスは素通りしてしまう。
例えば冬場の急性胃腸炎としられている食中毒の原因となっているウイルス、「ノロウイルス」は、直径が27ナノメートル。1ナノメートルは1/1,000ミクロンであるから、0.027ミクロンの大きさ。0.1ミクロンのフィルタでは濾過出来ない。
例に挙げたノロウイルスは、どの過程で含まれたか原因特定が困難な上に、患者の汚物からのごく僅かな飛散で空気感染→集団感染を起こしかねないので、被災地では注意する必要がある。ノロウイルスの感染拡大情報や、被災者が密集している避難所では注意する必要がある。
食品中のウイルスを失活化させる為には、病原性大腸菌O-157と同じように加熱調理が有効とされ、厚生労働省 健康局では摂氏85度以上・1分間以上で失活化できるとの見解があった。
その他、ノロウイルスに関する知識は下記の通り
厚生労働省 健康局 ノロウイルスに関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html