トイレ、という事もあってか殆ど報道されなかった問題。水洗化された地域では、配管の断裂などで断水してしまった場合、排泄物が流されず、最悪の場合は下水管も詰まってしまう可能性がある。
放置すれば衛生問題へと繋がる可能性が高い。ノロウイルスの他、JOHAC(Japan Overseas Health Administration Center)によれば、人の排泄物経由で、A型肝炎ウイルス、ポリオウィルス、ロタウイルス、コレラ菌、赤痢菌、赤痢アメーバ、腸チフス菌、ジアルジア、クリプトスポリジウム、戦争イソスポーラ、蟯虫といった感染症が挙げられている。他もあるだろうが、何れにしても好ましく無いのは確実だ。
阪神・淡路大震災〜中越地震から、トイレ問題だけで1冊の本が完成。
トイレが大変!(補強板 400ページ 1,680円 山下 亨著)、 や
阪神大震災トイレパニック (184ページ 日経大阪PR)、
にて悲惨な状況を伝えている。
有力視されているのはマンホールトイレ。下水のマンホールのフタをバールでこじ開けて、丈夫な板(金属製のメッシュ足場など)でマンホールの穴へ置き、そこへ両足をかける。あとは目張りや、風雨に耐える壁、各自チリ紙、衛生用品(可能であれば消臭剤など)。
小規模避難所の屋外共用トイレはこれでマンホールトイレが良いかも知れないが、高齢者、オフィス、屋外トイレの利用が難しい人はどうするか、となればポータブルトイレ(主に介護用として自宅・病室に設置できる)の購入を必要となる。
ポータブルトイレだけ買っても、後処理に困るのでダンボール、固化剤、丈夫なゴミ袋、チリ紙などの準備がいる。ポータブルトイレ(要は便座)が無い場合は、ダンボールと角材で補強した物を便座にし排泄物をゴミ袋へ入れて1回ずつ取り替える方法などがある。
何れにしても便座だけ用意できても、日に日に貯まっていく後処理をどうするか?が問題となるので、ゴミ袋の排泄物へは固形化させる薬剤(これも介護用品で販売している場合がある)を投入すれば、万が一ゴミ袋が破けても飛散を最小限に止め、燃えるゴミとしても出せる。
自宅が大丈夫な場合でも、排水管に損傷を受けていたら川から汲んできた水を流し込んだ直後に階下へ漏水してしまう場合があるので、各配管のヒビ・ズレ、便器と床面の漏水確認などを破損チェックし、マンホールまで接続されている排水管が無事なら、排水用の水の工面を。