古い木造家屋の屋根には、1つの重さが鉄アレイ(1〜4kg)並、それを粘土、針金などで固定されているが、築年数と共に地震で一部が剥がれて雨漏りの原因になる事が多々あった。これは震災後、工事用のブルーシートが屋根に被せてあるのをよく見かけたことがあるだろう。
阪神・淡路大震災では、屋根へブルーシートを掛けてアンカー、柱、地面へ固定する簡易工事で何十万円と掛かった実態があった。高所で危険な工事である為に素人では施工困難な面もあるが、このような応急処置的な工事であっても、ちょっとしたリフォーム代にまで高騰しやすい。
もし、自身で行わざるえない場合は、夜間・霧・雪・露・雨・風といった視界が滑りやすい環境下の作業は避け、最悪一人が転落してももう一人が救助へ回れるように2人以上を1グループで作業を。作業者の安全確保に帽子やヘルメット、滑り止めになる手袋、屋根での滑りを防ぐ為の地下足袋や安全帯の用意。
被災後は瓦がズレて特に危険な状態になっている可能性もある為、作業は地上にいる通行人に対しての注意喚起、囲いでの立ち入りを制限するなどの配慮も必要だ。不意に瓦を落として頭へ瓦が直撃でもすれば命に関わる。
雨漏りが想定される部位が小規模であれば、家屋の形状にもよるがブルーシートの四隅に付けられているアルミ製のハトメ部分にロープを通し、破損部位を中心にブルーシートをキャンプで使われるタープのように使って掛けていけば、高所作業をせずに済む場合もある(ロープを投げて、反対側へ回ってロープを引っ張り、シートを展開)。
何れにせよ、ブルーシートの張り方を間違えると雨水の流れ方が変わって、予期せぬ場所から雨漏りや、展開不足で水が貯まりがちなので、張った後のメンテナンスも必要。特に風があるとブルーシートと屋根の間に風が吹き込んで凧揚げ状態になる場合もある為、ロープを固定する場所も注意。
雨漏り対策は 被災 > 急な雨で展開作業出来ない > 階上・天井から雨漏り で慌てないように、ホームセンターにあるようなコンテナ・パレットや、水損防止用にブルーシート、固定ロープ、など取りそろえておきたい。