長時間、座席に同じ姿勢で座ったままでいることで、膝の裏あたりの静脈の血行が悪くなり、血の塊が出来る。塊が出来てから、身体を大きく動かすなど筋肉を動かすと血の塊が移動し、重症例では肺に詰まり、息が苦しくなり、胸の痛みを訴えた後失神、最悪場合は死亡する。静脈血栓塞栓症、旅行者血栓症、ロングフライト血栓症などとも呼ばれる。
震災での体育館・教室など避難所で過ごす場合、大抵は1人が占有できるスペースはかなり限られており、一部では1人あたりのスペースは縦1.75m×横0.50mといった1平方メートル未満の面積しかない場所もある。2002年の6年前のデータだが、東京都でさえ1平方メートル未満の避難場所が15箇所残っていた。
また、中越地震では乗用車内の座席で何日間も寝泊まりしたため、エコノミークラス症候群のリスクがクローズアップされ、血栓検査機器などが持ち込まれ、指導がなされた。
予防方法は2〜3時間に1回は軽い体操・屈伸運動など。1時間毎に少しずつは水分を適度に摂取する事で血液の流動性を保つというもの(利尿作用のあるアルコール、緑茶、紅茶、コーヒーなどカフェインを含む飲み物は脱水症状の原因とも)。
飛行機の"エコノミークラス"とはついているものの、等級問わず発生し、航空機だけでなく姿勢に依存する症状な点に注意したい。湿度が低い(20%以下)の環境や、入院患者、高齢者、血栓が出来やすい人などは特に注意して対策を講じておきたい。