逆浸透膜(RO)濾過は、海水から淡水、イオンレベルでの濾過が可能になるものの、濾過システム自体が相当高価で一般に手に入る「防災グッズ」として程遠い(あっても自治体用として販売されていて、ン十万という事も)。
なので、通常は逆浸透膜よりも目が荒いものの高度な濾過が可能な中空糸膜+活性炭といった濾過システムになっている。値段にもよるが家庭用浄水器でさえも携行浄水器程度の能力だったりする。
バクテリアや大腸菌といった物は中空糸膜で濾過が可能になるが、農薬、鉱毒、化学物質が含まれていると活性炭で吸着できなかった場合はそのまま口へ入ってしまう。それらの濃度によっては活性炭の吸着作用も急速に失われてしまう。
加熱すればウイルスなどは不活性化できるが、熱分解や揮発しない化学物質や鉱毒だと煮沸では効果が無い。ヤカンへ入れて蒸気から蒸留水を得る場合でも、今度は揮発性の化学物質が溶け込んでいる事を考えて最初の蒸留水は用いない方が良いだろう。
現代の日本の企業排水へ対する水処理事情から、そういった厄介な化学物質が致死レベルでの濃度で大量に河川へ流れこんでいるケースは早々聞かないが、工場の水処理施設が震災で破損して漏洩、という事故も考えられなくはない。原水の水質については御用心。。