防災グッズとしての携帯型の浄水器はかなりの種類が販売されていますが、様々な浄水方式の中で高性能・高信頼性なのは「逆浸透膜浄水器(RO浄水器)」と呼ばれる方式。海水を淡水に変えるという溶け込んだ塩分すらも分離する性能を持ち、放射性物質を含む水の浄化としても候補に挙げられています。逆浸透膜浄水器自体にもグレードはありますが、基本的には非常に高価な浄水器で、防災用に逆浸透膜浄水器を備えるのは自治体・自治会ごとに導入するケースが多そうです。

次点では中空糸膜での濾過と活性炭での吸着による浄水方式がポピュラーです。家庭用の浄水器も数万円程度のものであればだいたいコチラの方式である事も多く、浄化能力も高いほうです。細菌なども通過しない仕様ではありますが、一部のウイルスや鉱物類がイオンとして水へ溶け込んだ場合などは対応できません。ウイルスは煮沸消毒すれば多くのケースで対応できるかと思いますが、飲料水の殺菌剤としては次亜塩素酸ナトリウムなどもアウトドアショップや薬局で販売していることもあります。

次亜塩素酸ナトリウムですが、希釈して水道水などに殺菌に使われております。やや濃い状態ではプール水やフキンやまな板の殺菌、業務用には食品そのものへや、病院での院内感染防止、スーパー生鮮食品売り場や飲食店の厨房などの感染症予防…など多岐にわたります。

次亜塩素酸ナトリウムの匂いは「漂白剤やプールの水」なので濃度によっては不快(異臭)にも感じますので、使用する濃度や希釈する倍率には注意しましょう(拒否反応を示す人がほとんどでしょう。正直、高い濃度だと飲みにくいです)。飲料用水を消毒する次亜塩素酸ナトリウムは、商品名として株式会社オーヤラックスの「ピューラックス」あたりが市販されています。次亜塩素酸ナトリウムが含まれているからといって洗剤は用いないようご注意ください。

浄水器の話に戻りますが、携帯用浄水器に浄水したい水を入れる前にはプレフィルターを通した物や上澄みを入れましょう。イオンを多量に含む海水や激しく濁った水など見るからに汚れた水はフィルターをあっという間に使えなくしてしまいます。特に都市部では雨水であっても降り始めはかなり汚れています。