防災グッズの詰め合わせセットの欠点として、

・個人の事情に合わせきれない
・1つ1つの品質を確認できない事が多い

という部分があります。手っ取り早く用意する分には事足りると思いますが、

・多数の食材でアレルギー反応を示す方
・自宅よりも外回りの営業で土地勘の無い市街地を動き回る方
・高齢者が居る世帯
・妊婦や乳児が居る世帯
・共働きで両親の帰りが遅い
・子供が夜間に塾やアルバイトへ出かける
・出張が多い
・ペットが居る
・身体へハンディキャップを持っている
・一人暮らしで近くに身寄りが居ない
・男性が多い世帯、女性が多い世帯
・持病の有無、、、

どうでしょうか。画一的な防災グッズセットを用意しても、各市民のライフスタイルへの対応にはどうしても限界があります。また、詰め合わせなだけに詳細がわからず写真で見て思ったよりもグレードが低かったり、使いにくかったりするかもしれません。なので、災害に備える機会があれば是非、防災グッズのカスタマイズの実施を強くおすすめします。

ライフスタイル以外にも地形的な要素

・津波の到達予想
・河川氾濫リスク
・海面からの高さによる浸水リスク
・崖崩れ、土砂崩れ
・避難経路の本数、道幅、安全性
・降雪の度合い
・主な避難所までのアクセス性

も加味していく必要がでるでしょう。

例えば、中越地震といった郊外での震災は「橋や道路が少なくて退路が断たれやすい」といった地理的な要因が救助や物資輸送の遅れにも繋がりやすく総合的な支援がズレ込む可能性があります。また、郊外でなくても「避難所から遠い、迂回しなければならない可能性が高い」といった地域は郊外・都市部問わずでてくるでしょう。都市部は便利そうに見えても救援物資の要求量が膨れあがることから品薄状態が続いたり、帰宅困難者であふれかえったり、郊外には見られにくい避難所の事情も頻発しやすくなります。

費用対効果すぐれた施策を導入して、「自身の防災グッズセット」の着地点を探っていくためにも現状把握から進めてみてはいかがでしょうか。